全日本男子フリーを現地観戦しました。22日の午前中に出発して1泊して23日の19時頃に家に帰りました。23日は溜まった家事をすませ、昨日はクリスマスイブだったのでクリパしました。1泊観戦させてもらったから帰ってからは家族優先でブログ更新できませんでした。
現地で見たもの・感じた事を書き残したいからTV放送をほぼ見ていなし、インタも見聞きしていないし、情報も追っていません。今から書くことは私個人が会場で「そう見えた・そう感じた」事だとご理解の上、読んで下さると嬉しいです。
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今大会で私が一番印象に残っているシーンは表彰式前。リンク横で羽生くんが宇野くんを「おめでとうー！！」って感じでぎゅうううっと抱きしめました。このシーンは絶対にテレビで流して欲しいと思っていたらとくダネで流れたんですね。何を話していたか知りたかったのでとくダネは見ました。
ハグをしてから宇野くんの肩をゆさゆさ。
次に3位の鍵山くんにも同じようにハグをして何か話していました。宇野くん、鍵山くんに対して「おめでとう。おめでとう。おめでとう」と何度も祝福しているように見えました。
動画をどうぞ。41秒です。↓
そして表彰式。
【フィギュアスケート全日本選手権】
（撮影・矢口亨／photo by Toru Yaguchi）#figureskate #フィギュアスケート pic.twitter.com/PUIkM0ZkO7
— スポーツ報知 五輪取材班 (@hochi_sports) 2019年12月24日
うん、こんな感じでした。（←おい）
そして宇野くんに何か話す羽生くん。そうか、二人はこんな表情をしていたんだ。
羽生くんはずっと宇野くんと鍵山くんを祝福していました。
立派だな。羽生くんは敗けても王者。なんて立派なんだろう。大好きだ。
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今大会は
高橋くんから羽生くん。
羽生くんから宇野くん。
数年後は宇野くんから鍵山くんと佐藤駿くんへ。
と4代に渡るコンティニューが見れました。高橋くんと羽生くんの確執も昇華されたのではないでしょうか。「良い大会」だと頭では分かっていました。でも気持ちが受け入れられない。羽生くんのその日は近づいている。覚悟してるつもりでそうでなかった。現実を目の当たりにしてしまった。「良い大会だった」とふり返る事ができるようになるまでに5年はかかる。そう思ってました。お友達のくずさんの記事を読むまでは。
少し引用させて頂きます。
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本当に、良い試合だった。
ひとつの時代、
それは髙橋大輔の時代の終焉であり、
羽生結弦の最終章の始まりであり、
宇野昌磨の分岐点であり、
佐藤駿と鍵山優真の新時代の幕開けであり、
それらが同時に訪れ、融合した試合だった。
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何かが確実に変わったのだ。
羽生くんが長いこと苦悩していたしこりが
やっと取れ始めた。
彼が負けた悔しさよりも、
私はそのことの方が嬉しい。
この先も続く長い年月を、
もう羽生くんは苦しまなくて済むのだから。
勝った負けたよりも、
彼の重荷が取り去られたことの方が
数倍も嬉しい。
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くずさんはゆづ友さんなんですけどね、考察が深くて好きなの。目からウロコな事がたくさん。スケートでわからない事や凹んだ時に「くずさーん！！」ってよく泣きついています。今回の全日本の記事に私は前向きになれたので紹介させて頂きますね。
くずさんのブログはこちら↓
羽生くんと高橋くんの確執は深かった。高橋くんが引退してテレビの仕事に就いても羽生くんとはおそらく共演NGだった。廊下ですれ違う事すら無い。そんな二人が高橋くんのプロトコルを見てる。
和やかな雰囲気じゃないですか。高橋くんがバリバリの現役の頃だったらあり得ない光景。
動画をどうぞ。49秒です。
確執はずっと続くと思っていました。高橋くんから歩み寄らなければ解決しない。でもきっとそんな日はこない。高橋くんと羽生くんはお互いに黒い影を背負い込んだままスケートに関わっていくのだと思っていました。
でもその日は訪れた。開会式。同期の日野くんと話しをして可愛く笑う羽生くん。
そこに！日野くんと入れ替わるように高橋くんがススッと入ってきて
「よっ！ユヅ！！」←勝手にアテレコ
羽生くんにすれば不意打ちの高橋くん登場。でも5年間接触が無かったとは思えない気軽でおっさん風挨拶が良かった。羽生くんは流れのまま話しをする事ができたと思う。とても大切な瞬間。今大会の始まり。
二人が話している姿に会場にいる何人もの選手が胸の中で「よっしゃあ！！」とガッツポーズしたと思う。（デカくんとか日野くんとか佐藤洸彬くんとか宇野くんとか）
日本を背負って戦った二人にしかわからない事がたくさんある。
この先も続く長い年月を、
もう羽生くんは苦しまなくて済むのだから。
勝った負けたよりも、
彼の重荷が取り去られたことの方が
数倍も嬉しい。
【くずっぽい日常と非日常】（全日本）男子フリー 時は満ちた より
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うん。くずさん。私もそう思う。今は「良い大会だった」と心から思える。
羽生くんの「その日」は近づいている。でも今回の全日本で羽生くんはたくさんの重荷から解放された。
平昌後のボーナスステージは羽生くんのための時間ではなかった。ネイサンは羽生くんとまだ競える事が嬉しかっただろう。宇野くんは日本を背負うための準備期間が必要だった。羽生くんが続けてくれてファンは嬉しい。羽生くんではなく「誰か」のためのボーナスステージだった。
でもこれからは羽生くんの時間。背負っていた重荷は軽くなった。これからは羽生くんのやりたいようにやって下さい。自分のために使って下さい。
羽生くんの幸せを願っています。
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